永遠は、人間が勝手に空想して創り上げたﾌｨｸｼｮﾝなのだ。

昨日の今日だったので、時間もあるし胸懐を久しぶりに読んでみた。
その冒頭から。


世の中にある全てのものには、必ず終わりがある。
どんなに楽しいことも嬉しいことも、いつかは終わる。

永遠なんてない。

永遠は人間が勝手に空想して作り上げたﾌｨｸｼｮﾝなのだ。
そう悟ってしまえば人生はずいぶんと生きやすくなる。
どんな絶望も哀しみも、永遠には続かないということなのだから。

そして、

人が苦しむ理由の大半は、ありもしない永遠を望むところから生まれる。
幸せをいつまでも握りしめていようとするから、人は不幸になる。
それを失うことを怖れるあまり、人は不安に苛まれ、失うまいとするあまりかえってその幸せを両手で握りつぶしてしまう。



ちょうど5年前に刊行されたもの。当時17歳。読み方が変わるね。
高校の頃って全く本読んでこなかったし、GLAYしかみてなかったというか、ﾊﾞﾝﾄﾞとしての彼を意識してたからこの本を読んでもそんなにね、感情的な揺さぶりはなかったんだけど、今になったら少しはわかる。
GLAYのTAKUROではなく久保琢郎という人物の言っていることが。

家族、恋人、友情、共有したい幸せ
あの頃よりは子供でもないし、これを書いている久保氏より大人ではない。
100％を共感したとは言わない。
けれどもこの久保氏の幼いながらに辿りついた真理は、その言葉だけに納得するんじゃなくて、この5年を生きてきたことで実感できた気がする。

幸せは長く続かない。
どれだけ人を愛しても、いつかは別れが訪れる。

ともすれば喪失感も長くは続かないんだよね？

これ、信じたい。
『永遠なんてない』という切なさを含む言葉は決して悲しいことばかりを指すのではなく、この悲しみの連鎖もいつかは止まるということを。


少し前なら「暇だ、疲れたお腹減った」と傲慢極まりない電話をしても、文句言いながらもやってくる人はもういない。
そんな一瞬の永遠はもうない。自ら手を離した。
あたしは最後までわがままを言っていた。
なのに意味のわからないﾌﾟﾗｲﾄﾞを捨てて、弱さを曝け出すことも出来なかった。
結局あたしは、女としてよりも自分のﾌﾟﾗｲﾄﾞを守った。
だから男に嫌がられるんだ。ま、女にもだけど。笑

話それたぜ(笑)
ともかく3月以降、とりわけ5月入ってからのあたしは絶不調だ。
幸せはすり抜けていった、季節はずれのｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞ、ﾘｱﾙ就活での挫折、足･腰と身体の調子は悪くなる一方、信頼関係の崩壊、衝突、涙、なみだ。
誰だよ、「自分の誕生日1ヶ月前後から運気は上昇。新しいことをはじめるには健康運、金運、共によい機会。新しい恋の予感も？」って言ったやつ。
もうSEDAの年間星占いなんか信じない(*｀Д´*)/

絶不調、ぜっふちょう。
ﾃﾆｽがしたい。友達と遊びたい。ﾊﾞｲﾄ行きたい。

なのに、身体が動かないんだよ。
誰もいないんだよ。吐き出せる先に誰も。
こんなに天気がいいのに、あたしは今日もひとりだ。
会いに行きたいのに、身体が動かない。切ないよ。

だから今だけは信じたいんだ。

『永遠なんてない』と