目指すべく貴方

先輩は、ほんともうわたしと正反対のタイプでお嬢様気質、人を疑うことを知らない真っ直ぐで優しくて正直な人。

その真っ直ぐさが時に歯痒くて反論する時もあったけど、
優しすぎて甘えることの方が多かったな。
絶対的なわたしの失敗も叱るだけでなく、ほんと優しさを加えて諭すような。

疑うことを知らない素直さに、裏切られて涙を流すことも多い人。
他人のために、他人の成功に歓喜の涙を流せる人。


年上ながらに可愛いなぁ、って。
羨望というよりも尊敬に近く、わたしには本当に眩しく見えていた。

花嫁衣装に身を包んで、友人からも、会社の同僚からもみんなから祝福されている様子は彼女の人望の厚さが滲み出ていたよ。

私はね、自分の性格を加味して私のこと苦手だと思う人もいるってわかってる。

彼女は、万人に愛される人。

そんな人が挙げる結婚式はなんて愛に溢れているんだろうね。
チラッとしか顔を出してないけどわかる、キラキラした空気が満ちていたよ。


わたしはみんなに優しくしたり愛されるのも出来ないけれど、
彼女のように＋αの何かを他人に与えられるような人になれたらいいな。

明日から仕事は離れてしまうけど、いつまでも目指すべく目標としていたい。


先輩の幸せを、心よりお祈り申し上げます