非常識

本当にむかつく。

昨日ﾊﾞｲﾄでﾚｼﾞに入った時に、かなり非常識な客に遭遇した。
いや、本当に非常識。というか推定30代なんだけど餓鬼か！？って思ってしまう。

ﾚｼﾞで領収書発行を頼まれたんだけど、なかなかできなくて、
お客様を5分程お待たせしてしまった時があったんです。
いや、5分も待たせてはいないと思う。そのくらいの超短時間。
見た目はデブのあからさまに｢俺様何様｣的ｴﾘｰﾄ風味なデブデブ、とにかくﾒﾀﾎﾞの方だったんだけど、ずーっと舌打ちしてﾌﾟﾚｯｼｬｰをかけてくるのよ。
「早くしろよこの糞が」とか「馬鹿かてめえは」の言葉つきで。

本当その時点であたしの営業ｽﾏｲﾙも崩壊し始め、なんとか領収書を発行した頃にはお客様も私も我慢の限界だったようです。
領収書を渡した瞬間、「遅ぇんだよ糞野郎｣の言葉とともにﾚｼﾞで提供されている我が社のﾏｯﾁが入っているかごごと私の顔面めがけて投げてくるではありませんか。

超至近距離のため避けることも叶わず歪んだｽﾏｲﾙで顔面ｷｬｯﾁ。
もう唖然とするしかありませんでした。
それでも最後の力を振り絞って、またお越しくださいませ、と事務的挨拶を済ませると扉をくぐった彼は振り向き私を見据えて最後に吐き捨てるように言いました。

「こんな店誰が2度と来るかバーカ!!」

なんて悲しいことなんでしょうね。
こんな大人が課長だかなんだかの肩書きを持っていると思うとﾆｰﾄの私が悲しくて仕方ありません。
むしろﾆｰﾄの私の方が人間的にまともなんじゃないかと思えます。

これが常識と言うのならば私は改めようと思いますが、見知らずの人間に罵声を浴びせるのが一般的な常識だとはどうも思いがたいのです。

今までﾆｰﾄだった分、社会の片鱗を見せ付けられたような気分。

学生という微温湯に浸かっているのはわかっていますが、就活して、こんな世界に飛び込んでいかなくてはならないのか、と思うとなんだか気が重いですね。

次に待っていたお客様にまで同情されてしまいました。
ﾚｼﾞの前に散乱したﾏｯﾁを拾う私の姿はどう映ったのでしょう。
そりゃ滑稽ですよね、何泣いてんだって。
もう悲しいとか、痛いとかじゃなくて、これまた衝動的に涙が出てしまいましたよ。
本当に理由なんかなく、どばーーーっと(笑)
ｷｯﾁﾝに戻ったら高校生になぐさめられた。16歳に励まされる22歳←ｗｗ

あたしは2度と忘れない。
あの領収書に書いた文字。

　読　売　新　聞　社　の5文字。

2度と読売新聞なんて読まねぇよ!!

2度とうちの店の敷居をまたぐんじゃねええええええええええええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！